DM封入代行の料金|単価より基本作業料を見る

ダイレクトメールの封入作業を外注する場合、単価は1点あたり3〜5円程度です。ただしこの数字だけで判断すると総額を誤ります。
多くの業者は基本作業料として9,000〜20,000円を別途設定しています。100通程度なら、この基本料が費用の大半を占めます。
この記事では料金の構造と、依頼前に確認すべき点を整理します。
料金は2026年9月時点で各社が公開している価格をもとにした目安です。実際の費用は依頼内容によって変わります。
まず確認する4項目
単価を比べる前に、以下を確認してください。
| # | 確認項目 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 1 | 何通送るか | 100通未満は受付外の業者が多い |
| 2 | 封入するのは何点か | 2点目以降も単価が積み上がる |
| 3 | 封入だけか、発送まで頼むか | 費用が桁違いになる |
| 4 | 紙以外のものを入れるか | 別途見積になる場合がある |
1と3で費用の桁が決まります。ここを決めずに見積を取ると比較になりません。
料金は3つの層に分かれる
単価だけを見ると総額を見誤ります。
| 層 | 内容 | 目安 |
|---|---|---|
| 基本作業料 | 1件あたりの固定費 | 9,000〜20,000円 |
| 作業単価 | 封入・封緘・折り・区分など | 1点あたり数円 |
| 資材費・送料 | 封筒代、郵便料金 | 内容による |
作業単価は安い
封入まわりの単価は、公開されている価格を見るとこの水準です。
| 作業 | 単価の目安 |
|---|---|
| 封入・封緘(最初の1点) | 4.5〜5円程度 |
| 2点目以降(1点ごと) | 1.5円程度〜 |
| 郵便番号での区分 | 2円程度 |
| 手折り(コート紙) | 2.5円程度 |
| 機械折り(上質紙) | 2円程度 |
封入物が増えるほど積み上がります。 案内文とチラシと申込書で3点なら、単価は倍近くになります。
基本作業料が総額を左右する
ここが最も見落とされる部分です。
ある業者の公開価格では、基本作業料が1,000通未満で9,000円、1,000通以上で12,000円と設定されています。別の業者では基本料20,000円という例もあります。
この固定費が、少部数では費用の大半を占めます。
少部数ほど実質単価が上がる
実際に計算すると分かります。基本作業料9,000円、封入1点4.5円という条件で試算します。
| 通数 | 基本料 | 作業費 | 合計 | 実質1通あたり |
|---|---|---|---|---|
| 100通 | 9,000円 | 450円 | 9,450円 | 94.5円 |
| 500通 | 9,000円 | 2,250円 | 11,250円 | 22.5円 |
| 1,000通 | 12,000円 | 4,500円 | 16,500円 | 16.5円 |
100通と1,000通で、実質単価が約6倍違います。 通数が10倍になっても総額は2倍未満です。
少部数なら自社でやるほうが安い場合がある
100通で9,450円ということは、1通あたり95円です。
社内で封入する場合の人件費と比べてください。1通あたり30秒で処理できるなら、100通で約50分。時給換算で考えると、外注のほうが高くつく可能性があります。
外注が効くのは、ある程度まとまった通数からです。 目安として500通を超えたあたりから、単価の面で優位になります。
ただし通数が少なくても、以下の場合は外注を検討する価値があります。
- 社内に作業スペースがない
- 発送期日が決まっていて、社内の手が空かない
- 封入作業の品質を一定に保ちたい
「封入だけ」と「発送まで」は別物
費用の桁が変わります。
| 依頼範囲 | 1通あたりの目安 |
|---|---|
| 封入・封緘の作業のみ | 数円(+基本作業料) |
| 印刷から発送まで一式 | 40〜150円程度 |
発送まで含めると、封筒代と郵便料金が加わります。DM発送代行の相場が1通40〜150円程度とされるのは、これらを含んだ金額です。
「封入は4.95円」と「DM発送は1通70円」は、比べているものが違います。 見積を取る際は、どこからどこまでを頼むのかを明確にしてください。
自社で用意できるものを整理する
以下のうち、どれを自社で用意するかで費用が変わります。
- 印刷物(チラシ・案内文)
- 封筒
- 宛名リスト
- 宛名ラベルの印刷
印刷済みの資材を持ち込めば、その分の費用はかかりません。 逆にデザインから頼むと、ハガキ片面で8,000円〜、A4片面で1万円〜といった費用が別途発生します。
依頼前に決めておくこと
封入物の点数と順序
見積の精度に直結します。
- 何を何点入れるか
- 入れる順序に指定があるか
- 折り加工が必要か(何つ折りか)
順序の指定があると作業単価が変わる場合があります。 開封したときに案内文が最初に見える、といった要望は事前に伝えてください。
紙以外のものを入れるか
ノベルティ、試供品、サンプルなど紙以外の封入は別途見積になるのが一般的です。
厚みや形状によって作業の難易度が変わるため、単価が固定されていません。該当する場合は、現物か仕様を伝えて見積を取ってください。
最低依頼数を確認する
業者によって下限が異なります。
- 100通から受け付ける業者
- 1,000通からの業者
100通未満は、受けてもらえない可能性が高くなります。 少部数の場合は、対応可能かを最初に確認してください。
納期を確認する
繁忙期は納期が延びます。とくに年末年始やキャンペーン時期は混み合います。
発送期日が決まっているなら、逆算して余裕を持たせてください。 資材の到着遅れや、内容の修正が発生することもあります。
見積を取るときに伝えること
比較できる見積を得るために、以下を伝えてください。
- 通数
- 封入物の点数と内容(紙かどうか)
- 封筒のサイズと種類
- 折り加工の有無
- 宛名の処理(ラベル貼付か、封筒に直接印字か)
- 自社で用意する資材と、依頼する範囲
- 希望納期
6を伝えないと、比較できない見積が返ってきます。 ある業者は印刷込み、別の業者は作業のみ、という状態では判断できません。
当社も封入や手書きの代行を提供する事業者として、依頼前のこうした整理をお願いしています。条件が固まっているほど、正確な見積をお出しできます。
参考
料金の目安は、2026年9月2日時点で各社が公開している価格情報をもとにしています。実際の費用は依頼内容によって変わるため、個別にお見積りください。
郵便料金や広告郵便物の割引制度については、日本郵便の案内をご確認ください。
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