年賀状の宛名書き代行|手書きと印刷の費用差

年賀状の宛名書きを外注する場合、手書きと印刷で単価が4〜9倍違います。 手書きは1枚170〜300円程度、印刷は1枚30〜50円程度が目安です。
あわせて2027年用から、元日に届けるための投函目安が12月27日に繰り下げられました。従来の25日から2日延びています。
この記事では2027年用(未年)の手配を前提に、依頼前に確認すべき点を整理します。
料金は2026年9月時点で各社が公開している価格をもとにした目安です。実際の費用は依頼内容によって変わります。
まず確認する4項目
単価を比べる前に、以下を決めてください。
| # | 確認項目 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 1 | 手書きが必要か、印刷でよいか | 単価が4〜9倍違う |
| 2 | 年賀状の印刷も外注するか | セットなら宛名が無料の業者もある |
| 3 | 何枚出すか | 最低受注枚数がある |
| 4 | いつまでに必要か | 11〜12月は納期が延びる |
1が費用を最も大きく左右します。ここを決めずに見積を取ると比較になりません。
手書きと印刷は別のサービス
同じ「宛名書き代行」でも、価格帯がまったく違います。
| 方式 | 単価の目安 |
|---|---|
| 手書き・筆字 | 300円程度/枚 |
| 手書き・ペン字 | 170〜200円程度/枚 |
| 宛名印刷 | 30〜50円程度/枚 |
| 宛名印刷(年賀状印刷とセット) | 無料の業者もある |
100枚出す場合、手書きのペン字なら2万円前後、印刷なら4,000円前後。5倍近い差になります。
手書きが向いている場面
価格差があるうえで、それでも手書きを選ぶ理由は限られます。
- 取引先や目上の方へ送る、少数の重要な相手
- 印刷では失礼にあたると判断される関係
- 差出人が手書きの手紙を強みにしている業種
全件を手書きにする必要はありません。 重要な相手の分だけ手書き、残りは印刷という分け方が現実的です。
印刷でよい場面
大量に送る場合や、社内的な位置づけの挨拶状であれば、印刷で十分です。
年賀状の印刷を外注するなら、宛名印刷もセットで頼めないか確認してください。 しまうまプリント、パプリ(アスクル)、郵便局のプリントサービスなど、宛名印刷を無料または低額としている事業者があります。
別々に頼むと、その分の費用が上乗せされます。
依頼前に確認すること
最低受注枚数がある
少数では受け付けてもらえない場合があります。
| 業者の例 | 下限 |
|---|---|
| はんこ屋さん21(宛名書き) | 30枚から |
| 代筆代行サービス(年賀状の宛名のみ) | 10枚から |
「10枚だけ手書きで」という依頼が通らないことがあります。枚数を先に確認してください。
基本料金が別途かかる
単価のほかに、1件あたりの基本料金が設定されている場合があります。
- はんこ屋さん21:宛名書き・宛名印刷とも基本料金2,200円
- 挨拶状ドットコム:宛名印刷の基本料金1,100円(キャンペーンで無料になる場合あり)
単価だけで比較すると総額を誤ります。 少枚数ほど基本料金の影響が大きくなります。
連名と法人宛は割高になる
見落としやすい追加料金です。
- 連名:1名につき20円程度/枚の追加(はんこ屋さん21の例)
- 法人宛:個人宛より100円程度/枚高い(代筆代行サービスの例)
取引先が多い場合、この差が積み上がります。法人宛の件数を先に数えておいてください。
依頼しても間に合わないケース
以下に当てはまると、代行を頼めない可能性があります。
- 12月中旬以降に依頼する(繁忙期の納期が確保できない)
- 送付先リストが未整理で、確認のやりとりが必要になる
- 最低受注枚数に満たない(30枚未満など)
- 修正が発生した場合の予備日を見込んでいない
とくに最後の点は見落とされがちです。書き上がったものに誤りが見つかった場合、書き直しの時間が必要になります。手書きは1枚ずつ書くため、印刷のような一括の再出力ができません。
余裕を持たせるなら、投函期限の2週間前には受け取れる計画にしてください。
差出人面も頼むか決める
宛名だけとは限りません。
宛名だけでなく、差出人の氏名や社名も手書きにするかで費用が変わります。
代筆代行サービスの例では、年賀状の差出人はペン字200円・筆字300円と、宛名と同額です。両面を頼むと単純に倍になります。
差出人が固定なら、そこだけ印刷やゴム印にして宛名を手書きにする、という組み合わせも可能です。全部を手書きにする必要はありません。
いつ手配するか
11〜12月は納期が延びます。
はんこ屋さん21は、宛名書きの納期を「ハガキ到着後6営業日後出荷」としたうえで、11〜12月は8営業日後出荷になると明記しています。土日祝を除いた営業日での計算です。
つまり繁忙期は、実質2週間近くかかる可能性があります。
★2027年用から投函の目安が変わりました
元日に届けるための投函目安が、12月25日から27日へ繰り下げられました。
日本郵便が2026年8月31日に2027年用年賀はがきを発表した際の内容として、時事通信をはじめ複数の報道機関が伝えています。年賀状の作成や投函が後ろ倒しになっている傾向を踏まえた変更で、繰り下げは初めてとされています。
あわせて販売期間も5日程度延長され、2027年1月15日までになるとされています。
多くの解説記事は「12月25日まで」と書いたままです。 最新の日程は日本郵便の案内でご確認ください。
逆算するとこうなります
投函目安が2日延びましたが、代行に依頼する場合のスケジュールはほとんど変わりません。 繁忙期の納期が延びるためです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9〜10月 | 送付先リストの整理、業者の選定と見積 |
| 10〜11月 | 年賀はがきの手配、原稿の確定 |
| 11月中 | 業者へ発送(繁忙期の納期を見込む) |
| 12月中旬 | 受取・確認 |
| 12月27日まで | 投函 |
12月に入ってから依頼すると、間に合わない可能性があります。 投函期限が2日延びたことを理由に着手を遅らせると、納期の延長分で相殺されます。
リストの整理が最も時間がかかる
意外と時間を取られるのが、送付先リストの準備です。
- 住所や社名の変更が反映されているか
- 担当者の異動がないか
- 重複がないか
- 表記が統一されているか(「株式会社」と「(株)」の混在など)
業者に渡すのは整ったリストです。 リストが散らかっていると、確認のやりとりが往復します。
この作業は外注する前に自社で終わらせておく必要があります。ここに時間がかかることを見込んで、9月から着手してください。
見積を取るときに伝えること
比較できる見積を得るために、以下を伝えてください。
- 手書きか印刷か(手書きなら筆字かペン字か)
- 枚数(個人宛と法人宛の内訳)
- 連名の有無と件数
- 差出人面も依頼するか
- 年賀状の印刷も含めるか
- 希望納期
5を伝えると、セット割引の有無が分かります。 宛名だけで見積を取ると、割高な条件で比較することになりかねません。
当社も手書きの代行を提供する事業者として、依頼前のこうした整理をお願いしています。条件が固まっているほど、正確な見積をお出しできます。
参考
料金・納期の目安は、2026年9月2日時点で各社が公開している価格情報をもとにしています。実際の費用と納期は依頼内容によって変わるため、個別にお見積りください。
2027年用年賀はがきの発行枚数・販売期間・元日配達の投函目安については、日本郵便が2026年8月31日に発表した内容を複数の報道機関が伝えたものです。正確な日程は日本郵便の案内でご確認ください。
年賀はがきの発売時期や投函の推奨日についても、同様にご確認をお願いします。
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